お昼時は並ぶ覚悟が必要
就労人口に比べて飲食店の絶対数が少ないので界隈のお店のランチタイムはどうしても混雑する。
特に人気店なら尚更だ。勿論、こちらのお店も例外ではない。
今週から新しいメニューに刷新された。ぱっと見では何が変わったのか、正直なところよくわからない。
聞けば、同じ料理でも120gと150gと言った具合に量のバリエーションが出来たということらしい。
店内はカウンターとテーブル席があり、かなりキャパシティである。昼はとんかつ屋として営業し、夜は居酒屋に変わる。カウンターの上には而今と十四代の瓶がズラリと並ぶ。
上リブロース
最初から塩が添えられているところが嬉しい。
肉にはキチンと火を通しているので薄ピンク色ではない。噛めばしっかりと弾力性があり、旨味がある。
以前は山形豚ののぼりが出ていたが、今は産地について言及されていないので変わってしまったのかも。
しかし、衣がいけない。ぶにぶにと柔らかくダレている。水分が多く、その水分が抜け切れていない印象だ。しゃっきり感がまるでない。なさすぎる。そのため、お肉との一体感に欠ける。
ごはんは艶々していてとても美味しい。
卓上にはお新香が壺に入っていて好きなだけ取る事ができる。この日のお新香は白菜。
かつては良かったが・・
このお店は開店して1,2年の頃がいちばん良かったように思う。当初、使用していた那須塩原の豚肉の特上ロースなど脂の旨さが光っていた。転機のひとつは土曜日の営業をやめた時。
土曜日のランチは平日に比べて慌ただしくなく、仕事も丁寧だった。
衣が凛としていて遥かに顔がいい。
薄い衣がしゃきと凛々しい。この頃はあまりの良さに知人の有名料理評論家の方にオススメした程だ。