回転は意外と早い
中央通りから一本入った場所に店を構える。近くの飲食店に比べて地味な外観のためあまり目立たない。
看板は小さく、わずかにメニューが目に付く程度である。
お店の前には6,7人の列ができていた。最初に食券を購入するルールの様だ。
店内に入り、食券を購入。
6月から水曜日のお昼だけメニューが異なるようだ。
食券を購入して列に加わるが、意外と回転は早く、7分ほどで店内へ。ラーメン屋としてはかなり薄暗い。
待っている間、店内に置いてあったメニューを見るとお酒や肴のメニューが充実しているので、夜はそば前ならぬラーメン前が楽しめそうだ。
カウンターの上にはさりげなく、扇子が置かれている。この季節には嬉しい心遣いだ。
支那そば+特製トッピング
あまり待たされることなく、5分で着丼。
具材に隠れて麺が見えない。チャーシューが2枚に炙りチャーシューが1枚。後は煮玉子にネギとかいわれ、海苔というラインナップ。海苔がスープから隔離されているところがいい。
スープは色がしょうゆの色濃く、透明感が高い。まずはそのスープから頂く。見た目を裏切らないしっかりとした醤油の風味に支えられ、丸みがあり、バランスがいい仕上がり。比内鶏、大山鶏、岩中豚でとったダシをベースに、数種類の干物からとった魚介出汁を合わせているだけあって、しっかりとコクもある。
麺は厳選した小麦粉を使った自家製麺。細身の平打ちタイプの麺は旨味があり、スープに実によく絡む。
小麦粉は一部全粒粉も使用している様だが、特有の癖のある香りもなく好感が持てる。
柔らかく煮込まれたチャーシューはとても美味しい。煮玉子は黄身に完全に火が通ってしまっていたので好みではない。
これならばチャーシューだけのトッピングで良さそうだ。