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過橋米線 日暮里店(中国料理/日暮里)
良質廉価に雲南料理がたのしめるお店

さりげない佇まい

JR日暮里駅東口から歩いて5分ほどの場所にお店を構えている。
このあたりになると駅前の喧騒から少し離れ、飲食店もまばらになる。
中国料理店は往々にして派手な看板を出しているお店が多い中、控えめなところに好感が持てる。

雲南料理

こちらは都内でも珍しい雲南料理を食べさせてくれるお店。
店名の過橋米線とは米粉で作ったうどんの様な麺をアツアツのスープで食べさせてくれる料理の事で、
雲南料理を代表する料理のひとつであるらしい。

席につくと直ぐお通しが供されたので、こちらを頂きながらメニューを眺める。

料理は炒め物を中心に幅広い品揃え。
中には、298円均一というお手頃な小皿メニューも多数用意されている。

まずはこの中から、左上に書かれたサザエの雲南風を頂いた。

サザエの雲南風

考えてみればサザエをつぼ焼き以外の料理で頂いた記憶があまりない。
シャキシャキとした歯ごたえと磯の香りが心地よく、このようにして食べても美味しいのだと知った。

干し豆腐の和え物

パプリカなどと合わせ彩りよくキレイに盛りつけられている。
酸味のバランスが程よく、298円の皿でも丁寧な仕事だ。

エリンギのホイル焼き

エリンギを一旦揚げる事で旨味を閉じ込め、ジューシーに仕上がっている。

薬膳気鍋鶏

雲南地方を代表する料理のひとつ。
こちらがお店による説明だ。

長い時間を掛けて作るのでせいぜい10人分作るのが精一杯の様だ。
これだけ手間暇が掛かっているにも関わらず、894円とは頭が下がる。

漢方と具材がほどよく溶け込み滋味深い味わい。
これだけを頂きに訪れる価値がある程だ。

豆苗炒め

火加減、塩加減ともよく、普通に美味しい。

海老入雲南酸辛豆腐

別に雲南風麻婆豆腐というメニューがあるので麻婆豆腐とは異なる。
見た目は麻婆豆腐に似ているが、「酸辛」とある様に独特な酸味があるのが特徴的。
麻婆豆腐を食べ慣れている人にとっては好みが分かれそうだ。

山椒ナス

このお店の名物のひとつ。ナスは揚げてあるのでとてもジューシー。
これに山椒が合わない筈はない。いいアクセントになっていてお酒が進む。

海鮮過橋米線

店名ともなっている過橋米線。具材はバリエーションが豊富で、種類によっては辛いタイプになるようだ。
今回は海鮮に牛肉で使用する辛い味噌を別皿で頂いた。

何よりスープが美味しい。塩味のバランスがよく、ついつい後を引く。

米線は平打で稲庭うどんに近いイメージ。つるつると喉越しがいい。
ただし、うどんに比べるともっちり感は少ない印象だ。

最後に牛肉米線の辛いものを投入。ベースのスープが美味しいだけにこれはこれで美味しい。

コスパが高い

全体を通してコスパが高い。
中には、全メニューが食べ放題、飲み放題で3,980円といった驚きのコースも用意されている。
そして料理としては薬膳気鍋鶏をはじめとしたスープ類のクオリティが高い。
折角ならある程度、まとまった人数で出掛けたい。

過橋米線 日暮里店

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