オープン間もない新店
ゴールデンウイークの少し前にオープンしたお店。権之助坂にあり、目黒通りの上下線が分岐する地点から近い。シンプルなデザインの暖簾には小田原タンタンメンという耳馴染みがないワードが書かれている。
小田原タンタンメン
入口の券売機で食券を購入するシステム。麺類は特製タンタンメン一種類のみ。
後はトッピング、サイドメニュー、追い飯などの追加メニューが用意されている。
食券を買ってもこれで注文は終わりではなく、お好みの辛さを指定する。結局、キムチより少し辛い程度と言う辛口に。
また、ランチタイムはライスが無料で付いてくる。追い飯というメニューがあるくらいだから、ご飯と一緒に食べるといいのだろうと思い、こちらもお願いした。
店内は左右の壁に沿ってカウンター席が設けられている。
席に座りメニューをよく見ると小田原タンタン麺についての記述があった。
それによれば、小田原市の無人駅から徒歩20分の場所に「中華 四川」というお店があり、
そこの看板メニューがタンタンメンということらしい。
そのお店で修業した店主が更にアレンジを加えたのがこちらのタンタンメンなのだそうだ。
特製タンタンメン
とろみが付いたあんかけスープ。麺はスープの上からかなり露出した状態で供される。
具は中に入った挽肉だけの様だ。
スープは辛さがありながら甘みも強く、不思議なテイストだ。
挽肉を使っているし、唐辛子も使っているが、ゴマの要素は見つからない。
果たしてこれをタンタン麺と呼んでいいかは甚だ疑問である。
ある種、「二郎という食べ物」的な、どのカテゴリーにも属さないラーメンと言った印象だ。
スープにかなりとろみがついているため、相当熱い。かなり食べ進めた状態でも熱々の状態をキープしている。
そのため、食べる速度が自然とゆっくりとなり、熱がこもり汗が噴き出す。冬場はかなり温まりそうだが、夏場はちょっと厳しそうだ。
この熱さ故に麺が剥き出しの状態で運ばれてくるにだろう。
また、辛さについては辛口でもさほど辛くは感じなかったので、もう1、2段階上でも良さそうだ。
単調になりがちなので途中、お酢を入れると変化が楽しめる。
また、お酢との相性は悪くなく、かえってメリハリがついていい。
ただ、お酢も暑さに追い打ちをかける要素ではあるのだが・・
〆にご飯を入れて頂くとかなりボリューム感がある。