2016年3月16日
ビルの建て替えに伴い、この日をもって営業が終了した。
その後、仮店舗で営業することはなく、ここから長期休業に入る。
休業前最後に頂いたのは同じ年の1月9日。
もう少し直近に行った記憶があるが、写真が残っている↓ のはこの日が最後である。
休業後、しばらくの間、工事を行っている様子すら感じられない日々が続いた。
オリンピック関連の工事での人手不足が影響しているのだろうか。
当初、再開予定だった2017年11月の時点ではまだまだ再開とはほど遠い状態だった。
開店間近
2019年3月16日。最後の営業日から丁度3年が経った日にたまたまお店があった場所を通り掛かった。
いつの間にかすっかりビルの外装は出来上がり、内装工事を行っている。
いよいよ開店まであと少しのところまで来た印象だ。
更に2か月以上が過ぎた先週末の5月26日。前を通り掛かると看板と貼り紙が目に留まった。
いよいよ開店が秒読みに入った事を知った。
お店を閉店して実に3年以上、1192日ぶりの復活である。
1236日ぶりの訪問
開店2日目。19:40頃に到着するも既に品切れとの事で暖簾は降ろされていた。
ある程度、予想していた事とは言え仕方がない。店主のお話によると日祝定休はこの日に決定したと言う。
結局、翌日に持ち越しての再訪となった。
開店時間から10分ほど過ぎて到着。既に13人が並んでいた。
店先には昨日決まったばかりの営業時間が貼られていた。
列に加わって、待つこと30分弱。ようやく店内に。
孤を描いたL字型のカウンターと4人掛けのテーブルが2つ。全部で15人前後のキャパシティである。
店内に券売機が設置されているが、わざわざ購入する必要はなく、息子さんが注文を聞き、捌いてくれる。
メニュー
以前と変わらないラインナップ。
竹の子
そうそう。この色艶である。しばし見とれてしまうほど美しい。
以前に比べてシャキシャキした歯ごたえに感じられた。甘さも若干抑え気味の様だ。
これが共楽でのいつもの定番。竹の子を肴にビールで喉を潤す。昼酒の幸せな瞬間だ。
口が広い水用の味気ないグラスからから銅のビールグラスへと進化した。
チャーシューワンタンメン
普段ならワンタンメンか中華そば。それに余った竹の子をラーメンに投入する事がほとんどなので、
注文した記憶がないメニューなのだが、折角の再会なのでこちらを注文。
まだ、開店3日目で厨房が慣れていない上にこの行列なので、日常の流れを取り戻した頃にはまた印象が異なるとは思うのだが、それでも以前との違いがいくつか見て取れる。
麺は灌水の量が増えたのか、明らかに黄色味が増しているのが、冒頭の写真との比較からもわかる。
スープはより透明度が増してクリアになった印象だ。
そして、チャーシューはやや肉厚にそしてより柔らかくなっている様に感じられた。
いずれにしても共楽のラーメンという範疇では大きく変わりはない。
結局、スープまで完食。
てっきり建て替えを機に代替わりをするのではないかと思っていたのだが、ご主人はいまだ健在だ。
まだまだ頑張って欲しい。これでまた、土曜日のお昼の楽しみがひとつ増えた。