偶然見つけたお店
門前仲町の駅からは近い位置にあるものの、裏通りにあるため、このお店の存在を知らなかった。
昨年の7月に自転車で走行中、偶然通り掛かった時に立ち寄ったのが最初である。
いつ頃オープンしたかは定かではないが、比較的新しいお店の様だった。
当時、店内はコの字型に商品を陳列していて開放的な雰囲気で脇に小麦粉の袋がスタックされていたのが印象的だった。
店名にトリュフとある様にまず目についたのはこちら。
トリュフ玉子サンド
ライ麦が多めのパンを用いたもので、パンと玉子の塩梅は申し分ない。フレッシュのトリュフを使っているとの事だったが、少量のためか、香りを補うためにトリュフオイルを使っているのだろう。その香りが強すぎてかなり鼻につく。玉子とトリュフの相性はよく知られているが、そこまで香らせなくてもいいのではないだろうか。
次に11月に訪問するとレイアウトが一変。コの字型から横一列の陳列に変わり、棚を設けてパンが縦にレイアウトされる様になっていた。そのため、以前に比べて少し窮屈な感じがする。
そして年が明けて再訪した。
お店の前に立て看板が出ていて、期間限定でトーストが安く購入できるらしい。
ワンローフ食パン
小ぶりの食パンで皮は薄く、サクっとした食感。内相(白い部分)は生地がきめ細かく、もっちりとして柔らかい。しっかりと塩気があり、バターの香りも強い。なので、見た目以上にカロリーは高そうだが、完成度は高い。
白トリュフの塩パンとコルプ
白トリュフの塩パンは先程のトリュフ玉子サンドと違って、バターの香りとバランス良くトリュフが香る。
内相はパイ生地の様な感じで、空洞が多く、皮はロールパンと比べると少し張りがないイメージ。
一方、コルプは6種類もの粉を使っているのが特徴で、そのせいか切ると断面はごつごつとしているが、
しっとりと柔らかく、しっかりと粉の旨味が感じられる。
バジルトマトスティック
面構えがいい。硬すぎず、適度に弾力性があってよく出来ている。
シナモンロール
生地は食パンに通じるところがある印象で甘すぎず、バランスがいい。
全般的に粉の旨味が感じられるパンが多く、近隣では頭ひとつ抜けている感じがする。
また、鹿児島県産の小夏を使った自家製ジャムなども秀逸。今後も楽しみな一軒。