大晦日にテイクアウトして以来の訪問。蕎麦前から頂こうと開店時間に合わせて事前に予約して伺った。
カウンター上に貼られたメニューに目を向けると何やら今までと様子が違う。
つまみ盛合せが倍以上の値段になっていることに目を引いた。これまでの様に同伴者とシェアできない様でメニューにもおひとり様と書かれている。仕方なく人数分注文することに。
まずはビールとお通しとして供された帆立と生海苔を。帆立の鮮度もよく快適なスタート。
つみみ盛合せ
盛合せのひと品目は大根と牛すじ、お麩のお椀。牛すじが柔らかく優しい味わいで大根にも出汁の旨味が染みている。
盛合せもひと品ずつ出てくるのがいい。ここからは単品メニューの料理が供される。こちらはなめととしらすのおろし。
ここで堪らず日本酒にスイッチ。こちらのお店でいつも頂く島根の天穂だが今回はにごり。甘すぎずすっきりとした酸味が料理ともよくマッチしている。
煮穴子はこれまでの山椒風味とは違いうす味の煮込みに仕上げている。この後の料理とのバランスを考えてのことか、上品な仕上がり。
こちらは一転、野趣溢れる美味しさ。火加減もちょうどよく、鴨のつみれも濃厚な味わい。
盛合せの最後を飾るのは椎茸の天ぷら。これだけのつまみが付いて3,000円は安く、内容もクオリティも十二分に満足がいく。今回は最初から天ぷら気分だったこともあって、更に天ぷらを追加。
そば屋としては申し分のない天ぷらで特にアスパラが秀逸。
ざるそば
そして最後はいつもの様にざるそばで締めくくった。勿論、そばそのものも満足度が高い。
つまみ盛合せがあまりにコスパが高いので次回からは腰を据えて飲む覚悟で出掛けたい。