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のもと家(とんかつ/大門)
総じてレベルが高いとんかつ店

お昼時は行列必至の人気店


雑居ビルの2階にお店を構えている。ビルの隣に派手な看板のお店があるため、入口はあまり目立たない。
ビルに入って階段を登っていくと行列が出来ている事がほとんどで、直ぐにはお店に辿り着けない。
並ぶだけの価値があるお店だとは思うが、さすがに階段の折返し地点まで並んでいる時は諦めてしまう。

店内はカウンターとテーブル席。
決して、広くはないが、明るく開放感な雰囲気で居心地がいい。

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ランチの900円のロースかつ定食はクオリティが高くとてもコスパが高い。
しかし、それ以上にロースミックス定食にお得感を感じる。

ロースミックス定食

ロースカツは衣が肉にぴたっと寄り添い、油切れよく仕上がっている。
肉は丁度いい火加減でうっすらとピンク色。噛めばジューシーで肉の旨味が感じられる。

問題はお店が推奨する茎わさびと鹿児島産醤油の組み合わせで頂く食べ方である。
どちらも香りにひと癖もふた癖もあって、決してかつとの相性がいいとは思えない。特にこの系統の醤油は関東の人にはかなり抵抗感があるのではないかと思う。

岩塩やとんかつソースも用意されているが、個人的には塩8ソース2くらいの割合で頂く事が多い。

こちらの定食では更に大ぶりで食べ応え十分な海老フライが付いてくる。
サクサクした衣。海老はプリプリした食感が心地いい。かつの合いの手として心強い戦力だ。

ご飯や豚汁も美味しく全体を通してレベルが高い。

ロースコンビ定食

こちらはロースかつにヒレが1枚追加したもの。
ヒレは身がしなやかで柔らかく、ロース肉との違いが愉しめる。特に肉をがっつり食べたい時にはこちらも捨て難い。

六白黒豚 特撰ロースかつ定食

ランチでは国産豚が使われているのだが、銘柄は不明である。
こちらの売りは看板にも書かれている鹿児島県の黒豚だ。かつ単体で言うならばその六白黒豚を使ったとんかつが更に魅力を増す。

写真で見比べても肉の繊維質がより一層細かいのが感じ取れる。
実際、肉の味わいも色濃くより力強さを増す。

カツカレー

こちらもたまに食べたくなるひと皿。他に目移りしてしまうので注文しにくいのも確か。
「今日はカツカレーを食べるぞ」と強い心を持たないと難しい。

ルーは家庭的なカレーの延長線上にあって、万人受けしそうなタイプ。
突出したものはないが、バランスが良く素朴な味わい。かつとの相性も申し分ない。
出来ればかつにルーを掛けずに供してくれると嬉しいのだが。

時にお店に入ってからもかなり待たされる事があるので、時間の余裕を持って出掛けたい。

のもと家

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