久しぶりの訪問
前回、こちらのお店を訪れたのは随分と遡る。外観は当時と変わった様子はない。階段を降りて地下の店内に入ると先客はわずかに1組のみ。外観とは違い店内の雰囲気が変わった様に感じられたが正直あまり印象に残っていない。
メニューを広げて写真を撮ろうとすると撮影禁止のお達しが出たので諦めて、濃いめのブレンドをお願いすると今日だったらこちらの方がいいですよ、と言われたオススメに素直に従った。
因みにコーヒー一杯が1,800円ほどするのだが、こちらのお店が高いのは当時からの事。ただし昔はもう少し安く1,500円はしなかったと記憶している。
スマトラ・マンデリン
淹れる様子を見ると当時と明らかに違う点がある。ポットが天井から吊るされたバネで繋がっていてこの姿が実に個性的で強く印象に残っていた。恐らく、これによってお湯の出方を制御していたものと思われる。ところが今ではポットが大きめのものから小さめのポットを変わりバネも使われていない。
コーヒーについては撮影はOKとのことなのでひと安心。抽出温度はやや低めで口当たりが柔らかくシルキーな食感。ほどよい苦味で複雑な香りが感じられる。全体的に上品な味わい。
帰り際に聞いてみると一度内装は手を入れているが大枠は変わらないとのこと。また、バネはやめたのがかれこれ20年は前とのことだったので前回訪問したのはそれ以上前ということになる。