豚山デビュー
街を歩いていると至るところで出くわす黄色い看板。それだけでああ、あの系列ね、とひと目でわかる。
でも万人受けするために薄味なんじゃない?とか色々とネガティブな妄想が広がって足を運ぶに至らない。
もっともこの看板に遭遇する時は別の目的でその街を訪れているので、わざわざ入る気にはなれなかった。
しかし、各地で増殖している様を見て、一度は試してみたいという思いがフツフツと沸いていたのも事実。
ある時、永代通り沿いに看板が出現しているのを発見して以来、気になっていた。その時はまだオープン前だったので、ようやく今回、満を持して訪問。
お昼前に到着すると辛うじて1席だけ空いていた。暑い日だと言うのに人気のほどが窺える。
食券を購入して席につき、目の前の説明を見て、こちらのお店の流儀を確認。
7分ほどで着丼。混み具合や麺の太さを考えると比較的早い。
小ラーメン
味も薄くボリュームも少なめなものと勝手に決め込んでいたので、チャーシューを1枚追加トッピング。野菜は普通。にんにく少量を追加した。各店舗で異なるの日替わりの「アレ」もお願いした。この日は魚粉。
間違って汁なしを頼んでしまったかと思うほど、スープの少なさに驚く。ほぼ、丼の上からは見えない。
麺を手繰ると褐色を帯びた平打ちの太麺が姿を見せる。ワシャワシャとした食感でそれらしい趣きがある。
スープはこちらの妄想を見透かしているかの様なかなりの濃さ。最後まで迷ったのだが、からめにしなくて良かったとつくづく思った。少し平坦的ではあるがG系らしさはしっかりと感じられる。魚粉が混ざっても元の味が強すぎて思ったほど味に変化が感じられない。
都度切り分けられたチャーシューは厚めで味わいもしっかり。これなら追加しなくてもいいかも。
このボリューム感なら個人的には野菜は少なめくらいがちょうどいい。すっかり舐めていました。
ひと駅となりにはよく出来たインスパイヤ系があるので、そこを差し置いて通うかは微妙だが、そちらがお休みの日曜日ならそれもあり。汁なしの方が評判がいいようなので次回は是非チャレンジしたい。