コスパ的に微妙
この界隈でてんぷらと言えばこちらかもう一店舗のT。どちらも比較的お手頃の値段で食べさせてくれる印象が強い。知人のお店故、後者贔屓なのでこちらのお店は久しぶりの訪問となる。
入口の価格表を見ると魚介類が高い昨今、わからないではないが、随分と高くなった印象を受けた。天丼なら1,000円台前半、定食なら1,000円台後半というイメージだ。
本来ならこちらのお店ではてんぷら定食にするところだが、3,000円近い値段を見て天丼に変更。それでも2,020円。イメージからは倍近い。こうなると日常のランチには微妙なお値段。
土曜日の12時を少し回ったお昼時。店内はかなり埋まっていたが並ぶことなく入ることが出来た。店内にはごま油の香りが立ち込め、食欲をそそる。
約10分で天丼が登場。揚げ油から取り出された状態はカラッと揚がっている様に見えたので期待が膨らむ。
天丼
具材は海老が2尾にキス、玉ねぎ、ピーマン、かぼちゃと少し寂しいラインナップ。特に野菜にコストダウンの影があからさまに見て取れる。
天つゆが掛けられると揚げ上がりの印象とは裏腹にサクサク感はほとんど損なわれてしまう。ランチの天丼としては魚介の質は標準的。天つゆは案外悪くない。
意外だったのは酢の物で、天丼の口をリセットするには漬物では少し弱いのだが、これが実に嵌まる。その効果は絶大でこれによって飽きることなく最後まで頂ける。