そば前が楽しいお店
最寄りは雑司が谷だが、池袋からも徒歩圏内。明治通りをひたすら新宿方面に進み、鬼子母神の西参道を入って直ぐの脇道を入ってすぐのところにお店を構えている。
週末は事前に予約を入れたほうが賢明だ。当日の午前中に予約を入れると12時台は既にいっぱいとのことだったが、おそばだけの人もいると思うので、12時30分くらいに来て店内で睨みを効かせたら10分くらいで入れますよとのこと。女将さんのユーモラスのある応対が微笑ましい。
教えに従ったものの直ぐには空かず、30分ほどしてようやく席に案内された。
メニューを見ると種類こそ多くないが、肴もほどよいラインナップ。しかも価格も良心的。
ビールと共にお通しが供された。続いて、そば味噌。小ぶりながら300円という価格設定は嬉しい。
鴨ウインナー
こちらは500円。量もそこそこあってビールのアテに最適。鴨ウインナーの後半戦から日本酒を追加。初めてお目にかかる新潟県のかたふねという銘柄。本醸造と純米酒があるのだが、オススメの前者をお願いした。すっきりとしたクセのない呑み口でなかなかのもの。こうなると純米酒の方も気に掛かる。
天ぷら
1,100円という値段につられてついつい注文。海老が2尾に野菜という構成。こちらは抹茶塩で頂きます。
四色盛
左上から時計回りにしらゆき(そばの中心)、ひきぐるみ(全粒粉)、季節の変わりそば、せいろ(そば粉100%)。三色や二色にした場合はこちらの4種類からお好みの組み合わせを選択することができる。
そばの前に薬味とつゆが供されたのでまずはそのまま頂いてみるとつゆは色が薄く少し甘みが強い。全体的に嫌味のない優しいタイプ。少し弱いかなという印象だったが、おそばとの相性は悪くない。
まずはしらゆきで喉越しを楽しみ、続いて、せいろを。そば粉100%という事もあるが、そばの甘みが感じられ香り高い。ひきぐるみはモソモソ感がなく、もっちりと食感で美味。桜切りは桜餅の様な香りで春を感じさせてくれる。
ホスピタリティが高く居心地の良い一軒。近所にあったら通ってしまうだろうな。
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