こんなお店あったっけ?
水産仲卸売場棟の飲食店舗を通るたび、築地場内では見覚えがないお店の名前に違和感を感じていた。調べてみると「和食 かとう」が店名も新たに開店したお店だった事を知る。
平日の早い時間帯は空いている事が多いのだが、土曜日は早い時間帯でも混雑している事もあって、人の流れが読みにくいお店のひとつ。
かとうと言えば煮付けなのだが
店内はテーブル席が中心だが、ひとり客向け?のカウンターが若干数用意されている。
この日はすんなりと入れたのでテーブル席に案内された。
メニューは煮魚系と西京焼きなどの焼き物系の二本柱となる。
よく見ると海鮮丼やお刺身もある様だが、こちらは観光客向けか?
和食かとうと言えば煮魚。本来なら金目鯛の煮付を頂くべきでだろう。
しかし、銀だらにも心が惹かれる。どうせなら煮付けも食べたい。
そんな事を考えていたら煮魚の小鉢を発見!
という事で銀だら西京焼き御膳に煮魚(小)を付ける作戦に。
銀だら西京焼き御膳
席につくと温かいお茶か冷たいお茶のどちらがよいか尋ねられる。
ほどなくすると、温かいお茶と共にお新香とひじきが入ったお皿が供された。
更に10分ほど待って西京焼きが登場した。
肉厚の切り身に包丁を入れているせいか、均一に火がまわり、余分な油が落ちている。
ホクホクとジューシーな仕上がりで旨い。勿論、余分な臭みなどまったく感じさせない。
二本柱のひとつだけあって期待を裏切らない。
煮魚(小)
小鉢の煮魚に選択肢はなく、まぐろの煮魚のみとなる。
適度な火加減で、身は弾力性があって、ふっくらとしている。
煮魚に関しては流石の塩梅。血合いでも臭みはまったく感じられず、全体にほどよく味が染みわたっていて、とても美味しい。
豊洲市場の中でも、おすすめの一軒。