ヴィンテージオーディオが響くカレー屋さん
京橋駅から徒歩5分ほど。裏通りのビルの地下にお店を構えている。入口に「FROM ALTEC LANCING Do-Music-You」と書かれた看板が掲げられているのだが、こちらのお店のものだとは思わなかった。店内に入ってその意味を理解した。
広くゆったりとした空間で、中央にヴィンテージオーディオが鎮座している。スピーカーはALTEC605。プリアンプもパワーアンプもすべてALTEC 。アンプはあまり聞かないだけに珍しい。更にガラード301が2台、自作のキャビネットに収まっている。マルチアンプで駆動されたピアノトリオは程よくエッジが効いたキラびやかなサウンドを奏でていた。
話が横道に逸れたが、ヴィンテージオーディオの無骨なフォルムとは異なり、メニューはメルヘンチックなデザイン。
中を見ても名物であるこちらの料理しか選択肢がなさそうな雰囲気がひしひしと伝わる。
焼きチーズビーフカレー
ちょうど、お昼時の時間帯だったが先客はひと組のみ。10分ちょっとで登場。
かなりぐつぐつの状態で運ばれてくる。
メニューの説明によると色々な種類のスパイスを使用している様だが、スパイシーなカレーという感じではない。野菜や果物も使用しているからか、全体的にまとまりがあるカレーという印象。
このカレーにはチーズはマスト。と思わせるほど、全体的にコクが増し、いいアクセントにもなっている。
チーズの壁があるお陰で最後までアツアツなので、寒い冬の日はとても温まる。カレーはやっぱり夏という既成概念があるが、このカレーは例外的に冬の寒い日がよく似合う。