意外と空いている?
池尻大橋の東口を出て小さな商店街を進む。三分ほど歩いたところで左側に入るとお店が見えてくる。
週末なのでかなりの混雑を予想し、開店30分前に店着するも誰もいない。そこで来る時に通り掛かった別のお店に行って買い物を済ませてから20分前に戻るが先頭のまま変わらない。
天候もあるのだろうが、意外とそこまで早く並ばなくても一巡目は狙えそうだ。
開店時間の5分前に前倒してオープン。しかし、その頃にはかなりの列になっていた。ごく短い時間に来訪者が急増するようだ。
自販機で食券を購入。人気は白なれど醤油派としてはやはり黒。
もっとも白と言っても白醤油ではあり、塩ではないのだが。
お店に入って手前側がコの字型のカウンター、奥が調理場になっていて、調理場がかなりゆったりと広い空間になっている。モダンな造りで清潔感に溢れているところもいい。
特製ワンタン麺ハーフ 黒だし
ハーフというのはワンタンの数でラーメンの大きさではない。
およそ7分ほどで着丼。うん、見た目よし。
醤油の色が濃く見えるがスープをすくってみるとそれほどではない。少し油が多く、むしろ淡い色彩だ。
かと言って醤油が香らない訳ではない。
鶏の他にもいくつかの節を使っていると思われるが、この使い方が実に巧み。
この繊細な出汁に醤油がほどよいアクセントとして香る。
麺は中細ストレート麺。薄グレーの色合いで優しい小麦の香りが、スープともマッチしている。
何故ワンタンがここまで熱い?
具材のチャーシュー、メンマは突出したところはないが無難に纏まっている。
ワンタンは肉が2つとえびが2つ入っていて、餡の具合もよく、肉は肉肉しく、えびはぷりっとした食感を愉しませてどちらも美味しい。
ただ、このワンタン、異常に熱い。
確かにスープに油が多く浮いていたが、その保温力を持ってしても麺はそこまで熱くはなかった。
あまりに熱いので後半戦にとっておいたのだが、それでも尋常でなく熱い。
油通しでもしているのだろうか、どうしてこんなに熱いのかちょっと理解に苦しむ。