一般公開の一週間後
豊洲市場が一般公開されて、ちょうど一週間が経った。
朝、用事を済ませてから、様子を見に再訪した。
到着したのが9:40くらいだから、先週よりもいくらか早く到着した事になる。
人出あるものの、先週とは比べものにならないくらい人の数が少ない。
水産仲卸棟までも並ぶことなく建物に入れる事ができる。
中に入ってみても一部の人気店は行列しているものの、スイスイと通れるレベルだ。
狙いは・・・
前回、ひと通り見て対策を考えた。
3つのエリアに分かれる飲食店街のうち、店舗数が多いエリアから順に混雑すると予想。
穴場は何と言っても実質3店舗しかない青果棟のエリアである。
とにかくわかりづらい場所にあるので、前回も帰り際にようやく気が付いたくらいだ。
まず、このエリアを目指した。
想像以上の展開
目的のエリアに到着すると目を疑う光景が。
天ぷら屋さんとおそば屋さんは並んでいる人は皆無である。
因みに一週間前はこんな状況である。
行列はわずか1列
さて、肝心の大和寿司である。
寿司大と並び、築地でも3時間待ちは当たり前の人気店だっただけにかなり混雑していることを覚悟していた。
が、なんと・・列が1列しかできていないではないか。
これはまたとないチャンスと思い、列に加わった。
この撮影位置が並んだ時のポジションだ。
穴場だとは思っていたが、まさかここまでとは予想外だった。
わずか3分
並んだはいいが、ここからが結構待たされるのではないかと思ったのだが、するすると列の人が店内へ誘導される。
結局、わずか3分で暖簾をくぐることができた。
後日、何回か観察して気が付いたのだが、他のお店の2区画分を持っているため、店内が広く、集客人数が高い事が
回転の早さに繋がっているものと思われる。
おまかせ
席に付くと、「おまかせが一番お薦めですが、それでいいですか?」と職人さん。
おまかせをお願いして、まずはこれで喉を潤す。
辺りを見回すと外国人観光客の姿が多い。4割近くは海外からの旅行者ではないだろうか。
その意味では今後も国慶節などの海外の大型連休の季節は要注意と言えそうだ。
前置きが随分と長くなってしまったが、ここからは本題のお寿司へ。
職人さんは2貫ずつ小気味よいペースで握ってくれる。
大トロとイカ
いきなり、大トロである。
まずは美味しいマグロでガツンと心を掴みたいのだろうが、個人的には赤身から徐々に上げていきたいところ。
とは言え、どちらもネタの良さが光る。どのすしダネにも煮切りを塗って供してくれる。
酢飯は米粒が立っていて、固めの炊き加減で酢がキチンと立っていて個人的には好み。
今回握ってくれた職人さんはいささかぎゅっと握るタイプの様だ。
お椀
続いて、お椀が供された。
もっと魚介の香りが強いものを想像していたが、意外と控えめなシンプルなお椀であった。
うにと海老
特に海老が肉厚でプリプリとした食感で美味。
鉄火巻き&いくら
ここで早くも巻き物の登場とは意外だ。
手前と奥が鉄火巻き。真ん中がいくらになる。
結局、赤身はここだけの登場となった。
かんぱち 中とろ 玉
どちらも程よい脂の乗りで素材の香りが高い。
穴子
穴子でおまかせは終了となる。
全体的にまぐろ中心の高めの食材を中心に組み立てている印象だ。
そのため、握りは7貫といささか少ない印象を受ける。
更にお好みで
流石に少し物足りない感じだったのでお好みで小肌と煮ハマグリを追加。
残念ながら後者は写真を撮るのを失念した。
小肌は酢がしっかりと効いていて、酢飯との相性がいい。
一方、煮ハマグリは白いいでたちでしっとりと柔らかい。
個人的にはおまかせもいいのだが、正直もう少し白身や青魚も食べたかった。
次回は是非、お好みで食べてみたい。