ハンバーグは既に品切れ
神田駅から神田警察通りを西へ進む。外堀通りに入りうどんの一福を左手に見ながら更に前進。
本郷通りの少し手前を左に入ったところにある。小川町からもほぼ同じくらいの距離になるだろうか。
13時に到着すると既にハンバーグは売り切れ。
フライが有名なお店ではあるが、デミグラスソース系にも心惹かれていただけに残念。
いまのご時世だけあって、各種テイクアウトも行っている様子。
店内に入ると座席はいくつかのブロックに仕切られていて思っていたよりも広い。
右手にある扇形のカウンター席に案内された。
カウンターの棚には調度品が整然と並べられている。そして、テーブルで目についたのがユニオンソースだ。東京の根津で作られているソースで我が家でも愛用している。
気を取り直して店内のメニューを改めて吟味することに。
すると魅力的なメニューを発見。何と牛テールのハヤシライスにハーフサイズがある。
これにフライを単品で注文。これならば、フライとデミグラス系を一度に頂くことができる。
ハーフと言うだけあってライスも半量になるので、追加で単品で半ライスをお願いした。
サラダとスープ
注文をしてほどなくすると、スープとサラダが運ばれてきた。一見、何の変哲もないサラダだが、フォークを刺した瞬間、ふわっとした柔らかいクッション性にビックリ。
手で感じられるほどだから食べれば尚更で、口当たりが柔らかい。スープも然りだが、細かいところにも丁寧な仕事ぶりが窺える。
和牛テールハヤシライス
艷やかな漆黒のソース。いい香りが立ち昇る。
しっかりと力強い味わいで、牛テールが入ることによってよりコクが増しているものと思われる。
ポルト酒なのかわからないが、アルコールを少し効かせすぎの感は否めない。もう少しこれを抑えると更にバランスが良くなりそうだ。肉はほろりと柔らかく、しっかりと味がしみていて旨い。
エビフライとメンチカツ
キメの細かい薄衣は見るからに油切れの良さを感じさせてくれる。
さっくりとした食感は見た目を裏切らない。
エビはプリプリの食感でこれまで頂いたエビフライの中でも屈指の存在。メンチカツは肉っ気たっぷりで食べ応えがあるが、この日の選択肢としてはカニクリームコロッケが正解だったかと少し後悔。