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青島食堂(ラーメン/秋葉原)
昔懐かしい東京ラーメンのエッセンスが感じられる一杯

回転が早い

秋葉原から総武線の高架下沿いを浅草橋方面に進み、少し脇道に入った場所にお店を構えている。浅草橋からの距離はわからないが感覚的にはどちらもあまり変わらないのではないだろうか。日比谷線の出口からは比較的近いが、JRからだとそれなりに距離がある。

週末の開店10分前に到着すると、既に長蛇の列。およそ30人ほどが並んでいた。
回転は驚くほど早く、開店から25分ほどで店内に入り食券を購入。更に店内で5分ほど待ってから着席。

食券を購入するまではそんなつもりはなかったのだが、生ビール350円という値段が目に留まりついついボタンに手が。

生ビールとおつまみ

ほとんどラーメンと差がないタイミングで供されるので実にせわしない。
おつまみが付いてくるのは想定外だっただけに嬉しい。

特にチャーシューにはおつまみのためにタレと唐辛子が追加される。忙しい中、そんな気遣いが嬉しい。

青島ラーメン

店内で並んでいる時にあと4、5人というところで注文した品を告げるため、着席してからは5分と掛からずに着丼。ビールもまだふた口と言ったタイミングで供された。

濃い醤油の顔立ちがいい。まずはスープから。かなり熱々であるが、これはこれでいい。
ひと口すするとバランスが取れた醤油味のスープに生姜の香りが絡む。見た目ほど濃い印象は受けない。

スープは鶏ガラベースだが、少し油分が多い。この油分が熱々と醤油の濃さを中和する緩衝材になっているのだろう。普段は油分が多いスープには敏感で拒絶反応が強いのだが、巧くバランスしているせいかさほど気にならない。

昨今の新しいお店の醤油ラーメンは東京ラーメンとは別ものという感じがしてやまないが、こちらのラーメンは間違いなく東京ラーメンのくくりに収まる。麵や油分の感じは違えど、古き良き屋台時代の恵比寿ラーメンの姿が頭を過った。

ストレートの中細麺はつるつるとした食感でスープとのバランスもいい。
具の煮豚チャーシュー、メンマ、ほうれん草、なると、海苔という構成も東京ラーメンの王道である。

青島食堂 秋葉原店

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